湊工場 工場長
2005年 入社
数字よりも工具を扱う方が
向いている自分に気づきました。
湊工場 工場長/2005年 入社
1985年生まれ。前職は銀行の事務担当スタッフ。一生モノの技術を身に付けるべく新建電機株式会社へ入社し、20代で工場長へ昇格。 当人だからできる仕事を担当し、現在に至る。
当社に来る前は銀行で正社員として勤務。主に事務業務を担当していたものの、年月を重ねるごとに事務職が向いていないことに気づきはじめました。次は手に職をつけられる仕事がいいとハローワークで仕事を探し、新建電機を見つけたのです。私は会社のことを知らなかったのですが、祖父が「そこはいい会社だよ」と勧めてくれたこともあり入社を決めたのです。機械に関する知識はまったくありませんでしたが、先輩や上司の教えもあって仕事は順調に覚えていくことができました。最初のころは本当によく質問や相談をしたことを覚えています。上司はそれでも嫌な顔をひとつせず丁寧に仕事を教えてくれました。逃げ出したくなるようなつらいときを乗り越えられたのは周りのあたたかいサポートがあったから。本当に感謝しています。
仕事のときに常に意識しているのはまずは安全面です。私自身もそうですが、チームで作業をしているので全体に目を配りながら安全に作業を行うよう心がけています。そして次に正確性。問題箇所の修理が正しくされていなければ機械は作動しませんから厳重な点検が欠かせません。また機械を使用する人の使いやすさを考えて作業を行うことも大切で、ただ修理すればいいというわけではないのです。装置を取り付けたときの向きなど、作業効率性にまで気を配っています。確実にメンテナンスをするという技術力は当たり前なのですが、その先も考えた作業が大手企業をはじめとした多くの企業から当社が長年選ばれている理由です。私が20代後半で工場長へと昇格できたのは、どこに出ても通用する高度な技術やサービスに対する思想を先輩から学んできたからに他なりません。同世代の技術者と比較しても、より上のステージに立てているのではないかと思っています。
今は工場長として多くのメンバーを管理していますが、ただ指示をするだけの人間にはなりたくありません。口だけの責任者になんて誰もついてこない。私が今も現場で率先して作業を行うようにしているのはそのためです。まずは自身がお手本となる作業をメンバーにしっかりと見せることが大切だと思っています。そういう意味では、素直なメンバーが多く、またチームワークもいいので非常に仕事はしやすいです。この人間関係の良さは入社当初から感じていること。実際、私自身も常に誰かに支えられてきました。仲間や上司の支えはもちろん、社長からも叱咤激励の言葉を数多くもらったことは今では良い思い出です。実はまだ入社して間もないころに「向いてないのでは」と会社を辞めようと思い悩んだことがあり、その際に社長から「辞めるのはいつでもできる。もう少し頑張ってからでも遅くない」という言葉をかけてもらいました。今の私があるのは社長のひと言のおかげです。誰かの支えとなれる存在になりたいと思っています。